炭水化物抜きダイエットは危険!脳とブドウ糖、ケトン体とは?

炭水化物ダイエットが一時期人気でしたね。
芸能人御用達のジムでも、炭水化物抜きメニューが推奨されていました。
元々、長期に渡ってやってはいけないと聞いていたのですが、なぜなのか明確にしておきたいと思います。
世界一受けたい授業でも紹介されていましたので、これから、食事制限をされる方の参考になれば幸いです。

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炭水化物抜きダイエットは危険!脳とブドウ糖の関係

昔から日本人はお米を主食としていますが、お米は消化されると、体内でブドウ糖に変わります。
ブドウ糖=太るといった認識で敬遠されがちですが、実は脳が通常エネルギーとして使えるのはブドウ糖だけなのです。
ただ安静にしていても、1時間に5gものブドウ糖を消費します。
成人男性で1日におにぎり2個半分ほどのブドウ糖を必要としているのです。
それに脳はそのブドウ糖を貯蔵しておけるのはほんのわずか、なので、ブドウ糖に変わる炭水化物は常に摂取しなければ、ならない栄養素なのです。

このことで、炭水化物抜きダイエットをすると集中力がなくなるとかなんだかふらふらするということが理解できると思います。

それに、炭水化物は発熱しやすく摂取しないと体温が上がらないため、エネルギーも消費されないことがわかっています。

炭水化物抜きダイエットは危険!ケトン体とは?

さて、脳は体内のブドウ糖が不足するとどうやってブドウ糖を調達するのでしょうか?

まずは、肝臓に蓄えられていたブドウ糖を使います。しかしそれはわずかな量で、それがなくなると、元々筋肉にグリコーゲンとその4倍の量の水で貯蔵されていた糖質が分解されて脳の栄養になります。

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なので、炭水化物抜きダイエットを始めると水分が排出されるためすぐに体重が減るのです。

炭水化物が摂取されないと、体は脂肪を分解し、エネルギーに変えます。
そのときに肝臓でできるのがケトン体。脳にエネルギーを送るために生成されます。
これは、ブドウ糖がなくなった時の脳の唯一の栄養源です。
インスリンの働きが正常であれば、特に問題があることではないのですが、口臭や汗、尿の匂いがきつくなったりします。

炭水化物抜きダイエットは危険!やり方は?

通常、日中は炭水化物を必要とする仕事や勉強がありますから、朝、昼は積極的に炭水化物をとりましょう。
仕事中にぼーっとして、ミスをおかしてしまい、それが人の命にかかわることだったりすると、取り返しのつかないことになります。
ですので夜に炭水化物を控えるのが効率的だと言えます。

後は、腹八分、食べ過ぎは禁物で、バランスの良い食事を心がけると良いです。
ご飯に味噌汁は必須アミノ酸を補い合える最高のタッグ。
日本人には欠かせません。

ちなみに隠れ肥満だと最もわかる体の部位は足首とのこと、筋肉がないので、重力の影響で下に引っ張られるとのことです。

運動は意識しなくとも、普段の生活の中で椅子に座ったり、立ったりするときの少し動きを多くすればそれだけで良いとのこと。
確かに、家でソファーにゴロゴロしているタイプの人は太っていますね。

まとめ

朝、昼は脳のためにしっかりと炭水化物をとり、夜の炭水化物を控えると良いでしょう。
食べ過ぎは禁物。バランスの良い食事を心がけて!

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