子供の浴衣を買う時に、もったいないので来年も着られるようにと、大きめのものを買うことって多いと思います。
少し長めでも大丈夫だと思い、家に帰って着せてみると、あれ、そのままだと着せられない!って時のために、簡単にできる肩上げと腰上げのやり方を知っておくと便利です。
子供の浴衣 肩上げのやり方
まず、こどもに浴衣を着せて、ゆかたの袖口が手首にくるように引き上げます。
その引き上げた分の長さが肩上げ寸法になります。
例えば、それが8cmだったら、背中心と肩線の真ん中で、4cmずつ取って、肩上げをします。
体にキレイに沿わせるために、前は袖側に1cm斜めに取るのがコツです。
縫い止まりは袖付け止まりから2cm上のところが目安です。
浴衣と同じ色の糸は用意してくださいね。
山を袖側に倒すので、袖側から見て、二目落とし(和裁用語)で裏は、2.5cm位長く、表は細かい目を2つ続けて縫って行きます。
最初と最後は解けにくいよう返し針をしておきましょう。
こちらの図がわかりやすいです。
実際に縫っている様子はこちらの動画で確認できます。
子供の浴衣 腰上げのやり方
腰上げの寸法は、首の付け根からくるぶしが隠れるまでの長さを測り、浴衣の身丈との差を腰上げします。
基本は身丈から腰上げ寸法の半分を引いたところから3cm上を上げ山にしますが、お子さんに実際に着せてみて、上げ山が帯の下に出るようにバランスを見て、調整します。
縫い方は肩上げと同様、二目落としで縫います。肩上げのページに腰上げの図も出ています。
子供の浴衣 兵児帯の結び方や髪飾りは?
子供用の浴衣とセットになっているのは、ほぼ兵児帯ですので、三つ折や四つ折りにして、下側を輪にして、胴に2回ほど巻き、蝶結びでOKです。
文庫に結ぶ場合はクタッとするので、羽の中にハンカチ等を入れて張りも持たせるとスッキリします。
前はストッキング等についている厚紙を入れると良いです。
ヘアアクセサリーは300円ショップ(3COINS)にかわいいのがたくさん売ってましたよ~。
和風のリボンを使って、パッチン留めにつけたり、ゴムをつけても良いと思います。
まとめ
子供のサイズに合わせて、上げをしたものだと、かわいく着こなせます。
暑いので、帯は多少緩めに結んで上げた方が良いです。