鹿児島にある有名な神社のひとつが照国神社です。お宮参りや初市などが行われる場所でもあります。鹿児島の人であれば思いつく神社のひとつかもしれません。そこで今回は、照国神社に祀られている神様や有名な初市などについて分かりやすく紹介していきます。
照国神社に祀られている神様は?御朱印や有名な初市も
照国神社で祀られているのは、津島家28代当主11代藩主の島津斉彬です。
島津斉彬は、生前の活躍により日本の近代化のきっかけになった方として多くの人が崇めて敬った事で神社の設立の運動が起こりました。
鹿児島では多くの人々に今でも崇敬されています。
また、照国神社のお賽銭箱には丸に十の字が入っているのもこの神社ならではの特徴です。
ちなみに、これは島津の家紋を表します。
参拝する機会がありましたら確認してみてくださいね。
やっぱり神社に行ったら欠かせないのが、御朱印です。
御朱印は拝殿の左側の授与所にて初穂料300円にて拝受できます。
御朱印集めをするのが最近、人気のようですのでこの機会に始めてみるのも良さそうですね。
鹿児島では夏の風物詩として県内各地で、7月に入ると神社やお寺で六月燈が行われます。
灯籠を掲げて道の明かりにしたのが始まりで、毎年、和紙に絵や文字を書いた灯籠が飾られて境内の周辺では縁日が立ち並びます。
15日、16日の二日間は、歌や踊りが奉納されるなど多くの人々で賑わいます。
照国神社では毎年2月に初市も行われます。
2017年の今年は33回目だったそうで、1983年から始まったものだそうです。
その中でも鹿児島の人なら知っていると思いますが、『オッのコンボ』という縁起物も売られており人気が高いです。
ちなみに、『オッのコンボ』は鹿児島に伝わる一家の無病息災を見守る幸福の神様です。
一つ一つ手作りで温かみのあるモノです。
「オッ」というのは鹿児島弁で「火」という意味らしいのですが、現在はあまり知られていません。
恥ずかしながら、私もこの鹿児島弁の意味を初めて知りました。
火のある場所に奉って火の元をお守りしていたという説もあるようです。
購入するときは、家族の人数より1個多く買います。
なぜなら、その1個多いオッのコンボが災いの身代わりになってくれるとか、家族の数より1つ余計に幸福がやってくると言われているからです。
オッのコンボは、赤と白の2種類があります。
それぞれ、赤は火の元の守り神で白は女性の守り神だといいます。
可愛らしい見た目ですので、玄関に飾る方もいらっしゃるようです。
照国神社で行うお宮参り!
子どもが生まれて行う初めての行事として、お宮参りをしますが照国神社でも行うことが可能です。
子どもの健やかな成長を祈願するために男の子は生後32日目、女の子は生後33日目に行うのが一般的です。
ただし、子どもやお母さんの体調に合わせて行うように心がけてくださいね。
照国神社の直ぐ近くには駐車場もあるので、赤ちゃんを連れて移動する距離も短いので助かります。
立派な神門をくぐって左手に、ご祈願受付があります。
そこで受付を済ませると受付横の控え室(待合室)に通されます。
人数が多い場合は、順番待ちですが私たちが行った時には少なくて前の組が終わってすぐ呼ばれたので待っていた時間は15分くらいでした。
待っている間周りをキョロキョロ見渡していましたが、控え室も隅々まで掃除が行き届いてキレイでした。
順番が来ると拝殿に通されて参拝が始まりました。
お祭りの時の賑わっている照国神社と違い、普段は静寂で神秘的な雰囲気が漂っていました。
何かある度に私たち家族はそこへ祈願しに行って思うことは、いつ行っても境内の掃除をまめにしている様子が見受けられます。
地元の人々にも愛される神社として今も成り立っている理由のひとつは、神社で働く方々の一つ一つの丁寧な仕事のおかげでもあるんだろうなと感じます。
まとめ
鹿児島では有名な照国神社ですが、神様を祀る神社というよりは生前の日本に貢献して地元でも崇拝された島津斉彬を祀っています。
広くて大きな境内は、隅々まで掃除が行き届いており気持ちよく参拝することができます。
また、大鳥居をくぐって拝殿までは少し距離がありますがその道のりには照国記念館や休憩所などがありますので時間があればそちらにも足を運んでみてはいかがでしょうか。